こんにちは、Goroです。あるYouTubeで、「腕時計はノンデイトが良い」という意見の動画を見ました。さて腕時計ビギナーの皆さんもデイトとノンデイトで悩んでいる人も居るかも知れません。今日は「デイト、ノンデイト」どちらが良いかを考察します。

デイト機能、カレンダー機能はどんなものがあるか

具体的に時計のデイト、カレンダー機構にはどんな物があるのでしょう。まずデイト、カレンダー機能では「窓表示」と、針で示す「指針式」に分かれます。

https://www.patek.com/ja/コレクション/ノーチラス/5712-1A-001

歴史的には「指針式」のデイト機能が古く、「窓表示」は1945年に有名なロレックスの「デイト・ジャスト」(夜中の12時にカレンダーが瞬時に切り替わる機構)以降スタンダードになります。

デイトジャスト以前はカレンダー機能を腕時計に登載すること自体人々に関心は少なく、一部の高級機種で指針式として、わずかに採用されていたそうです。

https://www.tokemar.com/top/rolex/mens/datejust/rolex-28-279174g-10553662-clone/

ところがこのデイトジャストの大ヒットにより、3時の位置に小窓を設けてデイト表示をさせる時計が増えていきます。

つまりこのデイトジャスト以降、デイトの便利さに人々が気付き、それ以降このデイト機能が腕時計に多く登載されるようになった訳です。

ただ、そのことで指針式のカレンダー機能が無くなった訳ではありません。現在でも複雑時計(コンプリケーション)と呼ばれる、西暦、月、日、曜日と表示数が多いパーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)モデルにはこの指針式が採用されています。また小窓と指針ふたつを併用するモデルも存在します。

ノンデイトは目的がハッキリしている時計

https://www.tokemar.com/top/rolex/explorer/214270-ex1/214270-a-10717902-clone/

さて、最近僕のSNSアカウント周辺ではデイト不要派が多数派です。これは時計を多く所有する人(愛好家)ほど、デイト機能は不要と考えています。この理由はさまざま。まず僕のSNSアカウントでは時計愛好家や10本以上の時計保有者が多く、それゆえデイト調整が面倒ということも理由だと考えられます。

更にその理由を探究すべく、僕が愛読しているZenmaiさんの記事中に「なるほど」と思う意見を発見しました。それによれば、「デイト表示が無い時計は目的がしっかりしている時計」と結論づけていました。

つまり「潜ること」、「計測する事」という用途がハッキリした時計こそデイト機能は不要であると分析していました。

Zenmaiさんの意見以外では「時計に美観を求める人」もデイトの小窓が文字盤の美しさを崩すと主張しています。確かにドレスウォッチと呼ばれる時計は、デイト機能、極端なものでは秒針すら無いものもあります。

ただドレスウォッチは歴史を振り返ると、貴族など時間に縛られない人たちがつけていて、平民のようなタイムスケジュールが存在しない特別な人たちでした。ちょっと今の時代でありえない事ですね。王族や皇族だって現代社会ではスケジュールがありますから。これはちょっと参考にはなりませんね。

デイト付き腕時計は実用的!

それに対してデイト付腕時計は実用性を追及した腕時計、といえるでしょう。例えば僕が愛用しているTissotも基本全ての時計にデイトが付いています。同じスウォッチグループのLonginesもTissotと同価格帯か少し上の値段設定で、ほぼ全てのモデルにデイト機能が付いています。

かつてスウォッチグループは優れた耐磁性能を持つ「マスタークロノメーター」を開発する際、現場サイドへ磁力遮断のケージ(ムーブメントを覆うケース)を入れないリクエストをオメガ副社長のジャン=クロード・モナションが要請したエピソードがあります。これはケージを入れる事でデイトが見えなくなるからです。リンク記事

それだけこの耐磁機能実用性を求めた機能であり、デイトが見えなくなっては実用性が損なわれ、折角の機能も半減する可能性があります。ここにスウォッチグループの時計哲学垣間見えるストーリーだと僕は感じました。その実用性追及の哲学はグループ内のブランド(ティソやロンジンな)にも共有されています。

ともすると、雲上ブランドでは時計への実用性より、ラグジュアリーさを顧客は求め、デイト付時計は少ないと感じるかも知れません。しかし、パテック・フィリップのノーチラスやオーデマ・ピゲのロイヤルオークはしっかりデイトの小窓が存在します。

https://www.patek.com/ja/コレクション/ノーチラス/5711-1A-010

これらブランドのラグスポモデルにデイト表示があっても、それが時計のデザインを損ねているという意見は、これまで聞いたことがありません。

名門ブランドのデザインチームはデイト小窓だって計算に入れて、巧に時計全体に馴染まさせるはずです。名門ブランドもこうやってデイトを採用する意義はデイトやカレンダー機能は時計にとって決して不要な物では無く、むしろ必要不可欠な機能であることを彼らは示している。そんな気が僕はします。

ライフスタイルや好みが反映される

デイト付が良いか、ノンデイトが良いか、白黒はっきりさせることは本当に難しい議論です。

デイトかノンデイトどちらを選ぶかは個人の嗜好によって選ぶのが正しい選択だと、僕は考えます。

僕がデイト付時計を購入しているのは単純に時計にカレンダーがあった方が便利、と考えているからです。僕のライフスタイルを考える上で日付のチェックはスマホでは無く時計。長い事そんな習慣がついています・。

また、デイトだけでは無くデイ(曜日)表示もある時計があれば嬉しいとも考えていました。そこで、前の記事で紹介した、T-ONEを購入したのです。購入すると、これまでの時計には無い便利さを感じました。

僕の時計哲学、「実生活を考えて時計は買うべき」はこれらの体験からきています。

まとめ

時計のデイト、ノンデイト、結局のところは個々人の嗜好や「フェチ」の世界と言わざるを得ません。あまり難しく考えないで、この時計を買ったら「どんな日常を送れるか?」をイメージしながら買うのが僕は良いと思います。ただどんなに周囲の人が「ノンデイトが良い」と言っても僕は絶対にデイト付時計を買うと思います。理由?「ただ好きだから」、それだけです。