腕時計の「質感」は重要、押さえておきたい3つのポイントは?

前回の記事で腕時計は質感が大事と書きました。しかし質感とは何を基準に良し悪しを判断すべきか、腕時計ビギナーの人は特に見当が付かないかもしれません。質感の判断は経験による物が多く、主観的な色が強いです。そこで今回、最低限のポイントに着目し、質感を正しく見極めるポイントを3つほど紹介します。

基準となる時計を決める、ロレックスがおすすめ

初めての時計で質感の良し悪しを測る時、一番難しいところは基準をどこに置くかです。しかし基準が決まるとそれ以降の判断は驚くほど簡単になります。

「基準にする時計」選びのポイントは何でも良いと思いますが、価格が一定以上の腕時計、名の知れたブランドを選択することです。そうなるとやはりロレックスが最適な気がします。

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ロレックスは質の高い良質な時計ブランドです。ブレスレット(金属ストラップ)の時計が多いところも「質感の基準」を測るのに最適です。また生産本数も多く、周りに所有している人が多く居ることで必然的に触れる機会も多くなります。

もちろんロレックス以外でも問題ありません。触れる機会があるブランドの時計を積極的に触るようにして自分の中の質感基準を養ってください。では以下で3つのポイントを具体的に示します。

①見た目の質感も重要

質感は何も「触感」だけとは限りません。見た目の質感も僕は重要だと思います。そのためブティックや販売店では時計を手首につけて、鏡に写し客観的に見るのもおすすめです。

さらに目線を変えて時計をさまざまな角度から見ると、時計は思いもしない表情を見せてくれることがあります。僕は文字盤の6時の方向から覗き込むようにして、インデックスの立体感や時針と分針、秒針の隙間を眺めます。良い時計ほど、ここからの眺めが美しく僕は好きです。

➁ブレスレット、ケース周り、重量感は必須

手首につけてそれだけで終わりではもったいない。できれば、そのまま店員さんの許可を得取り、可能な限り触れるようにしてください。触る箇所はブレスレット時計ケース周り、そして手のひらにも時計を載せてみてください。

ここでもし、手首の上で重く感じなかった時計がずっしりと感じた時、その時計は良質な時計だと、僕は思います。

③先入観を持たない!情報は最小限に

質感を確かめる時、重要な事は対象となる腕時計に先入観を持たない事を心がけることです。対象となる時計の情報はスペック程度に留めておいてください。そこへ値段の情報が入ると、判断基準が揺らぎます。

どうしても高い時計=良い時計、低価格の時計=質が低いと思い込むからです。時計の良し悪しを価格だけで判断するのでは無く、質感で時計の良さを見極めて欲しいです。

もちろんある程度、場数を踏めば価格情報が入っても判断はつきますが、最初の頃はできるだけ質感を確かめたあとにプライスタグを見るように心がけて下さい。

なぜ質感が腕時計では重要か?

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では質感がなぜ腕時計では重要なのでしょう。僕は腕時計が肌に直接触れる物だからと、認識しています。腕時計は手首で輝いてこそ、価値を実感できます。

付け心地が良く、見た目も良いことが腕時計を長く愛せる秘訣だと僕は考えています。

そして、質感がもたらすサプライスも僕はいつも楽しみにしています。前述で質感を確かめる前にプライスタグを見ないと書きましたが、質感を確かめた後に値段を知りびっくりしたことも多いです。

例えば僕のブログ内に画像として載せている「ティソ」の腕時計が該当します。初めてティソの店舗で手にした時の質感と価格のギャップは今でも忘れません。あれから僕の中の時計ブランドのヒエラルキーが崩れ、それ以降より多くの時計を見たり、聞いたり、触ったりすることが重要だと痛感しました。

時計の質感を楽しもう

質感を見る時のマナーとして、ブティックでは許可を頂き、できるだけトレー上で時計を手首に載せてください。また試着は決して時計の質感の良し悪しだけを見極めるためにするのでは無く、純粋に時計を楽しむ気持ちを忘れずに付けると、楽しみが増します。

質感の良い時計は値段だけでは測れません。自分の五感だけが頼りです。

ぜひ時計の質感を楽しみ良い時計を見つけてください。

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